1.使用経緯
昨シーズンに苦戦したため、何かよい対抗策はないかと模索。その結果、はじめはに代わって雷Zを採用しようと考えた。採用するメリットは以下の通り。
<メリット>
・のフィールドを張り替えられるので、エスパー技の威力を軽減できる。
・高い素早さを生かしての上から皮を剥がしたり、Z技で倒したりすることができる。
・雷Zでやを倒すことができる。を採用するメリットを引き継ぐことができる。
・の催眠対策がより安定する。
しかし、からに変更することによってが絡んだ受け構築への対策が甘くなってしまうことが個人的には気がかりだった。また、フィールド補正がかからなければを雷Zで倒すことはできない点もネックとなった。
すなわち、
・受けループに気持ちよく勝利することができる
・に素早さで上を取られた場合(スカーフ型)でも、先手を取ってフィールドを展開できない場合(耐久振りの眼鏡やZ型)でも勝利できる
という課題を解決する良い方法はないか再度考えた結果、
を物理型にすれば上記の課題をクリアできることに気づいた。したがって、
をワイボ/ブレバ/蜻蛉/アイヘ @電Z の物理型に変更し、高レートを目指した。
2.使用構築
昨シーズンとほぼ同じ。変更部分は赤字。コケコ以外のポケモンの詳細は前回記事を参照ください。
@こだわりメガネ 流星群/サイコキネシス/波乗り/雷
@メガストーン ストーンエッジ/かみくだく/れいとうパンチ/馬鹿力
@やわらかい砂 地震/とんぼ返り/馬鹿力/叩き落とす
@こだわりハチマキ ジャイロボール/パワーウィップ/叩き落とす/タネマシンガン
@電Z ワイルドボルト/ブレイブバード/アイアンヘッド/とんぼ返り
3.立ち回り・使用感
・両方とも相手パーティにいる時や1メガ構築の相手、絡みの受け構築、のような受けループなどに対して選出した。電気技を受けに来るもZ技を消費すればまずまずの確率で返り討ちにできるので強かった。
・相手は素早さに振った電Zを警戒するのでやは対面したときに引いてくることが多い。また、裏になどの地面ポケモンやなどの電気受けポケモンが控えていることが多く、相手の選出やプレイングが読みやすくなるメリットがあった。これらのポケモンにはが役割を持つことができ、選出した試合では活躍してくれた。
・使う技の頻度はワイボ>蜻蛉>ブレバ>アイヘで、アイヘはほとんど使用しないのでこの枠は改良の余地あり。反動なしでタイプ一致技を撃てる雷パンチを筆頭に泥棒、燕返し、恩返し/八つ当たりなどが候補か。
・耐久力の低さは気にならず、むしろ選出しやすいなという印象。やはり素早さが高く、相手の上から攻撃することができ、不利対面であっても蜻蛉で逃げられる点は魅力的である。役割論理において素早さ振りが最優先されることはないが、高威力の攻撃技のみでダメージレースを制していく戦術が役割論理のコンセプトである以上、素早さが高ければより多く相手にダメージを与える機会を獲得できる。そういった意味で、素早さの高いヤケモンが強力であることは事実であると再認識した。
4.終わりに
・物理型は現在ヤケモンとして認められていないため、このポケモンを構築に組み込みヤーティと名乗るつもりは今のところはありません。またこの型がヤケモン足りうると声高に主張する予定もありません。敬虔な役割論者の皆さん、遊びの範囲内であることをご理解ください。
・物理型入りの戦績ですが、レート1500半ばくらいから採用して現在(3/10)レート1800を少し上回るくらいとなっています。プレイングが手探りな点や今期はレートにかける時間が確保できそうにない点などからとりあえずレート1900を目標に頑張っていきます。
☆ここまで読んでいただきありがとうございました。